自然栽培の畑とくらし
2024年 03月 27日 梅がやっと二輪咲いた。早春賦を地で行く安曇野の風の冷たさ。きのうは温泉に行って、しっかりあったまった。三十日までの温泉割引き券が、まだいっぱい残っている。すぐ近くなのに、面倒がって行けないでいたけど、大きなお風呂はやっぱり気持ちいい。これからは、もっと利用しよう。今日は、雨が上がって陽が射したので、久しぶりに庭仕事をした。 フキノトウをいっぱい見つけたので、 夕食の一品に。フキノトウが苦手の...
2024年 03月 17日 茶色のごわごわの枯れ枝の間から、柔らかい茎をのばしていっきに光った。南向きの庭でやっと開いた早咲きの水仙。この間まで雪だったものね。ふうっとひと息。光を感じて、土をかきわけて伸びてきたクロッカス。ヒヤシンスもほころび出した。きっと一気に咲くだろう。春の日はやわらかい。 金曜日に,kumiちゃんが届けてくれた和菓子教室の作品。 酒まんじゅう。ほんのり香るお酒の香りとやさしいこしあん。 ゆっくり...
2024年 03月 13日 今朝の光景。べたべたの雪が、三センチほど。細い木の雪は夕べ、箒で落としました。「ああ、また雪か」とみるみる白くなっていく田んぼを見ていた昨日。雪かきをするほどの降りではなかったので、ひと安心。雪が凍って枝の間でガラス細工のように光ってる。庭には小さな動物の足跡がいっぱい。猫? いたち? ハクビシン? 珍しい鳥がやって来て、レンギョウに止まった。 ホオジロかなと思って見ていた。陽射しが戻って、...
2024年 03月 09日 パン焼きは、陶芸にもちょっと似ている。天然酵母にはいろんな菌が含まれているから、焼き上がりは一様でなくそのたびごとの表面の色や模様に思わず見入ってしまう。自然、偶然任せの人の手が入るのはここまでというきっぱりとした潔さ。きっちりやるのが苦手ないい加減屋の私には、気が楽。(失敗しても開き直れて?)籐で編んだバヌトンの代わりにすりばちを使っているので、すりばち模様がうっすらと残るのもラブリー。小...
2024年 03月 04日 ヒワの群れが田んぼに舞い下りて、何羽かが、サンルーム前のサクラの木で羽を休めた。一瞬雀かなと思ったけれど。くちばしと足が、桜色。開いた羽から黄色がのぞく。ガラス越しのご対面。小鳥たちが群れている姿は楽し気で、こちらまでうきうきする。
2024年 03月 02日 除雪車の音で目が覚めた昨日。窓から覗いたら外はふたたびの冬景色。重い雪が凍り付いていて、どの木もたわんでいた。桜の木が一本、道を塞いで倒れてしまい、もうすぐで花の季節だというのに、切り倒さねばならなかった。木も無念だろうし私も無念。 今朝の夜明け。 雪を振り落とし、どの木もピンと枝を空に向けている。 昨日の災難が夢だったかのよう。 昨日は近所の若い友人と味噌作りをした。 外は雪だったけれど、...
2024年 02月 29日 つんつん、ぴんぴんと。翼をひらいて飛び立ちそうなヒヤシンス。とべとべ ヒヤシンス。 午前中のお日さまは貴重なのでパン種といっしょにひなたぼっこ。エミリー・ディキンスンの詩にターシャの絵。自然を愛した二人の心が響き合って、詩集『まぶしい庭へ』は、四季それぞれの懐かしい風景のなかへわたしたちを連れて行ってくれる。 午後は散歩に。 天満沢の川音を聞きながら。ヤドリギの玉を眺めて、神社にお参り。子猫...
2024年 02月 27日 きんと冷えた朝。雪をちらした山に月が沈んでゆくところ。朝の窓は、夜の窓とはちがう新しい色を灯しているみたい。「深い夜という言葉はあるのになぜ深い朝という言葉はないのだろう」キム・ソヨンの詩の中にそんな言葉があった。でも今日の朝は「深い朝だ」と思えた。朝はたしかに深まっていて、いつもの朝とはちがうのだった。朝の心は空へ向かって飛びやがて地に降る。木々たちの声にならない声を聞く。光の色が満ちてくる前。
2024年 02月 17日 すっきりと晴れて、遠くの方まで山が見渡せる。午後の散歩に出かけた。途中で出会ったのはMさんちの茶トラ。道路でゴロゴロして出迎えてくれた。いっしょに散歩に行くかい?辻のところまでついて来た。次に出会ったのはmadokaさんちのレックス。耳をぴんと立てて凛々しい顔。紅梅が咲いていた。そう言えば、昨日,kumiちゃんが届けてくれたやしょうまのお餅も紅梅の模様。今日は、二度の梅見。冬枯れの畦道をずん...
2024年 02月 15日 湿った春の空気が、空の色を柔らかく仕上げる。陽がのぼるまで目が離せなかった。西山ははんぶん時雨れて。寂しい庭に賑やかな雀。保護色で目を凝らさないと見つからない。二か月ぶりのみよちゃのヘアカット。昔の引き出物の風呂敷をマントにして。つるつるの素材はすぐれもの。
2024年 02月 13日 玉を結ばずロゼット状態の白菜を雪の中から収穫。地面にへばりつくように広げた葉っぱ。まんなかにのぞく濃いクリーム色の花芽。春まで待って、花を咲かせてあげたらよかったかな。でも、今日はキャベツの身代わりに焼きそばの具に。じんわり甘くておいしかった。家の南側の雪は解け始めて春のよう。北側はまだ寒々とした雪景色。久しぶりに、庭仕事をした。ローズマリーの大きな枝をうっかり折ってしまった。玄関に置いて、...
2024年 02月 06日 昨夜は除雪車の働く音を聞きながら 眠りにつきました。暮らしが守られるありがたさを感じながら。 朝、外はすっかり雪に包まれてモノトーン。 音も雪に吸い込まれて、静まり返って。 重たい雪に、木はうなだれて。ムーミンに登場するモランさんのような姿。朝食のあと、雪かき。どんどん暑くなり、夫はジャンパーもセーターも脱いでしまった。近所の道祖神。屋根付きで、ほっこり。しゃくなげ線(県道)まで歩く。田ん...
2024年 02月 05日 朝から静かに降りだして、あっという間にあたりはまっ白。「降っても降っても、まだ降りやまぬ」。山は隠れる。空は見えない。小鳥の姿もない。人の暮らしも埋もれてしまう。久しぶりの雪かきは気持ちよかった。これが二度三度になると少しずつうんざりしてくるのだけれど。かき寄せた雪は蒼く春という文字を感じた後の雪は、こんなにも重たい。雪景色に夕景色が重なる。まだ降る雪。
2024年 01月 18日 近くの大きな木にいつもトンビが集まっている。いつか写真をと思っていた。今日も四羽。あとから一羽飛んで来た。近くに行くと「ぴーひょろろ」とおなじみの声。大きな鳥の姿は、見ごたえがある。 いつの間にか六羽に増えている。 大きな木に大きな鳥。 時雨れてきた有明さま。 田んぼ道をぐるっと散歩する。冬枯れの草の中、ネズミ穴の前で、狩りをしている猫がいた。こうした「土手猫」さんたちをよく見かける。真剣な...
2024年 01月 13日 昨夜から降り始めた雪は、ちらほら、ちらほら確実に地面を白くしていく。雪の日の思い出がひらひらと頭の中をかすめて行く。三九郎の行事も明日に延期となりました。ランチにほうれん草ときのこのキッシュ。友人からもらった茅乃舎の洋風だしが隠し味。バターやクリームなしでも深い味になった。昨日の朝、神社に行った。先日の新年会で社務所に鍋の蓋を忘れて来たので。拝殿前のソヨゴの実がかわいらしかった。帰り道、きれ...
2023年 12月 28日 有明さまの左肩にまるい月が沈むところ。朝陽が山を染め始め、寒いけれど美しい朝。朝の光景はその日その日でちがった顔。ご近所さんとおはようのあいさつ。朝の気分に弾みがついて。朝陽が昇る前。月は冴え冴えと。タンポポの綿毛も凍りついていた。さあ、今日はお客さまの準備。掃除をして、布団を干して、おせちもできるものから準備して。明日は神社の神事があり二重に忙しい。 床の間には加藤光峰先生の「筆」という古...
2023年 12月 23日 このあたりの雪は一センチ。もっと積もるかなと心配したけれど。庭には足跡がいっぱい残っていて、大きさからするとキツネのようだ。朝陽が射してきた。午前中には雪も解けてしまうだろう。でも、西の空はまだ時雨れて、奥山は雲の中。昨日のお昼頃、冷蔵庫に寝かせてあった天然酵母でパンを作ろうと思い立った。思い立ったら、の浅はかさで、一次発酵の終わるのが真夜中だと知ったけれどそのまま朝まで放置。しぼんでしまう...
2023年 12月 01日 寒そうな山。カメラを手に外に。手袋を忘れて、手がジンジンと痛かった。モルゲンロートの始まり。輝く嶺。鳥たちも並んで見ている。寒いけれどきりっとした朝。刻一刻と変わる光の色。
2023年 11月 22日 霜の朝。パリパリの葉っぱ。雨水バケツには氷が張った。川の土手で茶白がネズミ捕り。近づいたら、警戒された。北アルプスが遠くまで見渡せる。有明さまもくっきり。タラの木に絡みついたガガイモ。カラッと乾いて白い綿毛がほわほわしないうちに、霜でふにゃふにゃに。畑のイチジクもこんな感じ。スカスカで食べられません。昨日は友人とミゴ箒作り。手を動かしながら、口も忙しく。
2023年 11月 18日 冷たい朝。水も。頬に当たる風も。 雪もずいぶん近くまでやって来ている。夕方の雨はみぞれっぽい粒だった。青々していた紫陽花も一晩で真っ黒。ひゅうひゅうと音をたてている杉の木は枯れっ葉を次々と飛ばす。あっという間にひと山。冷たい風の中サフランが咲いていた。三輪だけ。乾かしたらほんのぽっちり。畑の野菜も冬の顔つき。漬物にしようか。食べ物が少なくなったから、あちこちかじられてる!!
彼岸 昨日、お墓参りに行って、...
やっと春かな? 梅がやっと二輪咲いた。早...
光 茶色のごわごわの枯れ枝の...
寒さの朝に出会ったもの 雪の朝です。凍りついた道...
雪のち晴れ 今朝の光景。べたべたの雪...
マーマレードレシピ <問い合わせがあったマー...
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